「おにいちゃん、この道すっごく真っすぐだね」
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『ほんとだね。真っすぐで気持ちがいいね』
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「おにいちゃん、この先には何があるの?」
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『ぼくもね、この先に何があるかはわからないけれど、
朝日が昇る瞬間をテンテンと一緒に見ようと思ったの』
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「嬉しい!おにいちゃんありがとう。
朝日が昇る瞬間、ぼく楽しみ」
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『空が青くなってきたから、もうすぐだよ』
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「おにいちゃん、間に合う?」
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『大丈夫!間に合わせるよ』
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「あれ?
おにいちゃん、前にイルカさんがいる」
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『え~???あっ、空にも泳いでる、、』
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「あれっ!ぼくたちに似てるね」
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「『えっ~~~~~~~~?!
うは~~』」
…
『ねえ、テンテン。
テンテンも
ペダルをこいでもらってもいい?』
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「おにいちゃん、この車、、、ペダルがあるの?」
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『うん。もう少し足を伸ばしてみて!』
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「あーあった!前に湖で乗ったボートみたい、、
おにいちゃん、ずっとペダルをこいでいたの?
この道ハイウェイだよね?」
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『わんわんウェイだよ!』
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「.」
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『さあ、いくよ~』
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「はあ~~~い!」
「おにいちゃん、素敵な音色もきこえてきた~」
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『ほんとだあ、屋上で練習してるー
学生オーケストラ本日演奏会!って書いてあるね』
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「学生オーケストラのお姉さんたち、お兄さんたち
がんばってくださーい!」
『がんばってー!』
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『テンテーン、みえてきたよ。
朝日だよ~綺麗だねー』
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「わあ!とっても綺麗。
おにいちゃん、素敵な瞬間だね。ぼく感動しちゃう…」
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『「朝日さーん
おはようございまーす」』
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朝日の声:{はい、おはようございます}
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今日も最高の一日がはじまった。
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