窓を彩るお花達を
光が照らす頃
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僕はスパークリングウォーターで喉を潤す
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まだ少し眠った目で
窓際のお花達にご挨拶をする
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窓から零れる光のしずくが
僕のところまで伸びて
グラスを持つ僕の手にも
虹が掛かる
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僕は手の角度を変え
しばし虹のプリズムと戯れる
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僕はグラスをテーブルに置くと
のびのびーっと体をのばした
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テーブルに置いたグラスから
僕に虹が伸びて
更に僕を照らす
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僕はお気に入りの音楽をかける
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半分眠っていた体が
少しずつ反応する
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すこしずつのってくる
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すこしずつ手がリズムにのる
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すこしずつ足がリズムにのる
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すこしずつ頭部がリズムにのる
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体の隅々までリズムにのる
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僕の内側のボルテージが
更に僕をリズムにのせた
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とんとんとん
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お兄ちゃんが
僕の世界をノックする
「お散歩に行くけど一緒に行く?」と
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ふと我に返った僕は
「「うん行くー」」と
お兄ちゃんにお返事をする
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僕とお兄ちゃんは
湖のほとりのコスモスたちに
元気にご挨拶をした
「「「こんにちは」」」
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コスモスたちも
ピヨンピヨンと頭を傾け
ご挨拶をしてくれた
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美しい孔雀さんの
素晴らしい羽の広がりに
感動を覚え
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フラミン.ゴーさんの
エキゾチック.ジャパン
なビームな出で立ちに更に感動する
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丘の上に目をむけると
空には虹がでていた
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わんちゃんや
にゃんちゃんや
ぴょんちゃんたちが
虹に向かって走り出す
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僕たちも思わず走り出した
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「「お兄ちゃん
僕ね虹をみるととっても嬉しくなるの」」
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「ぼくもだよ」
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[[虹は祝福の贈り物]]
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走る僕たちを包む何かから
たしかに聴こえた
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「「おにいちゃん
いま聴こえた?」」
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「うん聴こえたよ」
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「「祝福だって!素敵だね」」
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「うん
とっても素敵
嬉しいね」
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僕は
お部屋で先みた虹の事を思い出し
にっこり笑った
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「「ああ今日もいい日だあ」」
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さあ行こう!
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